ホームプランナー 館農 香菜(たちの かな)です。
お部屋のイメージをガラッと変えたい。
でも、大掛かりな模様替えをするには持っている家具を手放さなければならなかったり、大きな出費となったり、簡単には取り掛かれないものです。
そこで、面積の大きなカーテンに着目してみるのはいかがでしょうか?カーテンを変えるだけでお部屋の雰囲気は一気に変わります。
今日は、ただ変えるだけでなく、カーテンを変えるときに取り入れてみて欲しいテクニックをご紹介します。
たっぷり長めのブレイクスタイルカーテンに

最近よく見かけるようになった、裾をひきずるくらいたっぷり長めのカーテン。
これをブレイクスタイルと言います。
カーテンをちょうど良い長さより、+15~20cmでオーダーしてみましょう。
フレンチシックな空間や、エレガントな空間にぴったりです。
また、「ブレイクスタイル」は床とカーテンの隙間を埋めるので、より断熱・保温効果を上げてくれます。
寒い冬に窓下から入ってくる外の冷気を防ぐことができます。
カーテンの必要丈の長さが220cm以上の大きな窓には思い切って+20cm以上でオーダーすると、よりラグジュアリーな空間に仕上がります。
厚手のカーテンより軽やか、フロントレース
ドレープカーテン(厚手のカーテン)が前でレースカーテンが後ろ。それが当たり前だと思っている方も多いかもしれません。
レースカーテンには刺繍やビジューなどがあしらわれたこだわりのデザインのものも多く、美しいレースカーテンをいつもドレープカーテンの後ろに隠してしまうのはもったいない!!
レースを際立たせる方法として、「厚手のドレープカーテンを後ろ、レースカーテンを前」にする”フロントレース”というテクニックがあります。
ドレープカーテンを無地などのシンプルなものを選び、レースに装飾のあるこだわりのデザインのものを選びましょう。
レースカーテンの軽やかな存在感がお部屋のインテリアをアップグレードしてくれます。
カーテン生地にこだわりを!天然素材が人気

カーテン生地の素材は「天然繊維」と「化学繊維」の2種類があります。
天然繊維はナチュラルで優しい雰囲気が人気です。静電気が発生しにくくホコリの吸着を抑えられる効果もあります。
天然素材には「綿(コットン)」「麻(リネン)」「毛(ウール)」があり、特に麻(リネン)はナチュラルで素朴な風合いで、使うほどに柔らかく空間に馴染んでいくのでおすすめです。
ぜひ、カーテンの素材もこだわりをもって選んでみてください。
年末の掃除に「カーテンを洗濯する」方も多いかもしれません。
気付かない間にカビが生えていたり、黄ばみが気になったりする場合もあります。
年末のこの機会に、思い切ってカーテンを変えてみてはいかがでしょうか。