ホームプランナー 館農 香菜(たちの かな)です。
仕事に・家事に・子育てに、、現代人の忙しい暮らしの中でお掃除ロボットが無くてはならない存在になってきました。
しかし、“今”掃除したい場所がすぐに掃除できる「掃除機」も未だに必要不可欠。
掃除機もあるのに、お掃除ロボットは一体どこに置いておけばいいの!?と定位置が無いので購入を諦めるケースもある様です。
今回は、限られた面積のなかでも、効率よくお掃除ロボットを使える定位置について、ご紹介します。
掃除機もお掃除ロボットも同じ場所!「お掃除ステーション」をつくる

写真は、リビングに元々あった収納の下部分を空けて、お掃除ロボット充電用のコンセントを取り付けました。
掃除機やお掃除グッズが一所に集まった「お掃除ステーション」になりました。
お掃除用具が一所にまとまっていると、家族全員が把握しやすく、お掃除の時短にもなりますね。
コードや充電台も見えないので見た目もスッキリです。廊下やリビングに縦長の収納がある場合には、中の棚板を外し、掃除機やモップなど長さのあるものを収納すると便利です。
また、お掃除ロボットのメンテナンスに必要なものも「お掃除ステーション」に一緒に収納するのが良いでしょう。
お掃除ロボットの定位置は動線も考えて

お掃除ロボットのデメリットとして、ここが汚れているから、今掃除したい!という場合には向いていません。
部屋をまんべんなく走行するのがお掃除ロボットの特徴。いつかは掃除してくれますが、希望の箇所にたどり着くまでに長い時間がかかります。
そこで、良く汚れる箇所から出発し、帰ってくるときにもそこを通って帰ってくる場所に設置することをお勧めします。
例えば、ダイニングテーブル付近や、子どもが良く過ごす場所です。行きと帰りに二度掛けすることによって綺麗が保てます。
ちょうどよい場所の壁面にニッチ(くぼみ)をつくり、お掃除ロボットの定位置とするのも良いでしょう。
また、洗面所やキッチンも床の汚れがたまりやすい場所。しかし、段差があったり、お掃除ロボットの定位置から距離があるとお掃除されません。
写真は理想の家事動線を意識した間取りになっています。
キッチンが洗面ともリビングとも繋がっていて、キッチンのすぐ横にお掃除ステーションがあるとお掃除ロボットも行き来しやすく、また家事動線も一直線で大変便利です。
メンテナンスしやすい定位置をDIYでつくる

コンセントさえあれば、TV台の下やソファの下、サイドテーブルの下、など家具の下を定位置にすることもできます。しかし、その際に注意が必要なのは、“高さ”です。
お掃除ロボットは一般的に高さが10cmあれば通ることができますが、
充電台はそれより高いことが多く、一般的には高さ12cm以上必要で、自動ゴミ収集機などが付属している場合はそれ以上の高さが必要です。高さが無いとメンテナンスがし辛いので、高さに余裕がある場所を定位置とすることをオススメします。
しかし、家具の脚部分に高さがある様なちょうどよい寸法の家具を見つけるのは難しいです。
そこで、スノコや木の板を使ってお掃除ロボット収納台をDIY!ちょうどよいサイズで好きなデザインのものが作れます。
必要に応じて移動できるのも良いですね。その上に観葉植物を置いたり、お気に入りを飾るスペースにしても良いでしょう。
便利だけれど、案外存在感のあるお掃除ロボット。
使い勝手や動線などのポイントをおさえて、ベストな定位置を作ってみてください。